自分で網戸交換!失敗しないための心得と注意点
「網戸を自分で丸ごと交換してみよう」そう意気込んでみたものの、いざ作業を始めると予期せぬトラブルに直面することも少なくありません。DIYでの網戸交換を成功させるためには、いくつかの失敗しやすいポイントと注意点を事前に把握しておくことが重要です。 最もよくある失敗は、網戸の寸法の測り間違いです。網戸のサイズが少しでも違うと、レールにうまくはまらなかったり、隙間ができて虫の侵入を許したりする原因となります。採寸は必ず上・中・下の三か所を測り、一番狭い寸法を基準にしましょう。また、メジャーは水平に保ち、誤差がないように慎重に測ることが肝心です。 次に、古い網戸の取り外しに苦戦するケースです。長年の使用でレールに汚れが溜まっていたり、戸車が劣化して動かなかったり、外れ止めが固着していたりすることが原因です。無理に力を加えると、網戸や窓枠を破損させる恐れがあります。まずはレールや戸車周りの清掃を徹底し、必要であれば潤滑剤を少量使用してみましょう。外れ止めのネジが固い場合は、無理せず丁寧に緩めることが大切です。 また、新しい網戸をレールにはめる際も注意が必要です。網戸を歪ませずにスムーズにはめるには、上部のレールから先に差し込み、次いで下部のレールに戸車を納めるのが一般的です。この時、特に高所の網戸では落下させてしまうリスクがあるため、足元を安定させ、可能であれば二人で作業することをお勧めします。賃貸物件の場合、勝手に網戸を交換して良いか管理会社に確認することも忘れてはなりません。 これらの注意点を踏まえ、焦らず慎重に作業を進めることが、DIYでの網戸交換を成功させる鍵となります。