マイホームを手に入れてから十年、二十年と時が経つと、誰しもが考え始めるのが外壁のリフォームではないでしょうか。私もその一人でした。新築のころは輝いて見えた我が家の壁も、長年の雨風にさらされて、くすみや汚れが目立つようになってきたのです。リフォームしたいという気持ちは日に日に高まるものの、真っ先に頭をよぎるのは「一体いくらかかるのだろう?」という現実的な問題でした。そこで私は、まず外観リフォームの費用相場を徹底的に調べることから始めました。インターネットや専門誌を読み漁ると、リフォームの内容によって費用が大きく異なることがわかってきました。最も一般的な外壁塗装の場合、使用する塗料の種類や家の大きさにもよりますが、三十坪程度の一般的な戸建て住宅で八十万円から百五十万円あたりがひとつの目安となるようでした。ウレタン、シリコン、フッ素といった塗料のグレードによって耐久年数と価格が変動し、長く持たせるほど初期費用は高くなる傾向にあります。一方で、既存の外壁の上に新しい外壁材を張るカバー工法や、古い外壁を一度剥がして新しいものに張り替える工事となると、費用はさらに上がります。特に窯業系サイディングや金属サイディングなど、選ぶ素材によって価格は大きく変わり、百五十万円から三百万円以上かかるケースも珍しくないようでした。ある程度の相場観を掴んだところで、次に行ったのが複数のリフォーム会社からの相見積もりです。三社ほどに連絡を取り、実際に家を見てもらって詳細な見積もりを出してもらいました。驚いたことに、同じような工事内容でも会社によって数十万円の差が出ることがありました。見積書の内訳を詳しく見比べると、足場代や高圧洗浄、下地処理といった共通項目の他に、各社が推奨する塗料や工法に違いがあり、それが価格差に繋がっていることが理解できました。最終的に私が選んだのは、価格が最安値の会社ではありませんでした。見積もりの内容が最も詳細で、こちらの質問に対して一つ一つ丁寧に、専門用語を使わずに説明してくれた会社です。安さだけを追求して後でトラブルになるよりも、信頼できる会社に納得のいく価格でお願いすることが最善だと判断したからです。
外観リフォームの費用はいくらかかるのか?