念願の外観リフォームが完了し、新築のように生まれ変わった我が家を眺める時間は、何物にも代えがたい喜びのひとときです。しかし、その美しさをできるだけ長く維持するためには、リフォームが完了した瞬間がゴールではなく、新たなスタート地点だと考えることが重要です。適切なメンテナンスを心がけることで、家の寿命を延ばし、資産価値を保つことができます。では、具体的にどのような手入れが必要なのでしょうか。まず、誰でも手軽に始められるのが、定期的な水洗いです。外壁には、雨風によって運ばれた砂や埃、排気ガスなどが少しずつ付着していきます。これらを長期間放置すると、汚れがこびりついて落ちにくくなるだけでなく、カビやコケの発生原因にもなりかねません。年に一、二回程度、ホースで水をかけて優しく洗い流すだけでも、汚れの定着を防ぐのに大きな効果があります。ただし、高圧洗浄機を使用する際は注意が必要です。水圧が強すぎると、塗装の膜を傷つけたり、外壁材そのものを痛めたりする恐れがあります。使用する場合は、外壁から適切な距離を保ち、低い圧力から試すようにしましょう。水洗いと合わせて行いたいのが、定期的な目視点検です。特に注意して見ておきたいのが、サイディングの板と板の継ぎ目を埋めている「シーリング」や「コーキング」と呼ばれる部分です。この部分はゴムのような素材でできており、紫外線などの影響で年月とともに硬化し、ひび割れや剥がれが生じることがあります。ここが劣化すると、隙間から雨水が浸入し、建物の内部構造を傷める原因となるため、ひび割れなどを見つけたら、早めにリフォーム会社に相談することが賢明です。また、外壁に細かなひび割れ(ヘアークラック)がないか、塗装の剥がれや膨れがないかもチェックしましょう。早期に発見できれば、部分的な補修で済む場合が多く、大規模な修繕に至るのを防ぐことができます。意外と見落としがちなのが、雨樋の掃除です。雨樋に落ち葉や泥が詰まると、雨水がうまく流れずに溢れ出し、外壁を伝って流れるようになります。これが繰り返されると、外壁に雨だれの跡が黒く筋のように付着し、美観を損なう原因となります。年に一度は点検し、詰まっているようであれば取り除くようにしましょう。