「よし、今年の夏は自分で網戸を新しくするぞ！」そう意気込んだ私は、先日ついに自宅の古びた網戸を丸ごと交換することにしました。築年数の経った家なので、網戸の枠は歪み、戸車もガタつき、開け閉めするたびにギシギシと悲鳴を上げていたのです。まずはホームセンターへ。店員さんに相談しながら、窓のサイズに合う汎用網戸と必要な工具を購入しました。特に採寸は慎重に、何度も測り直しました。一番の難関は、既存の網戸の取り外しでした。長年の汚れと錆で外れ止めが固着しており、ドライバーを回すのも一苦労。潤滑剤を吹き付け、しばらく待ってから、ゆっくりと力を加えると、ようやくネジが緩んでくれました。その後、重い網戸を上に持ち上げ、下のレールから外し、さらに上のレールから引き抜く作業は、予想以上に体力を消耗しました。落下させないよう、細心の注意を払いました。新しい網戸を取り付ける作業は、取り外しに比べればスムーズでした。上部のレールに先に引っ掛け、次に下部のレールに戸車をそっと納めます。きっちりと納まった瞬間は、まるでパズルのピースがはまったような快感でした。最後に外れ止めを調整して固定し、軽く開閉を試してみると、驚くほどスムーズに動くではありませんか！すべてを終えた時の達成感は、何物にも代えがたいものでした。確かに手間はかかりましたが、業者に依頼するよりも費用を抑えられましたし、何より自分の手で住まいを快適にできたという喜びは大きいです。今回の経験を通じて、DIYの面白さと、事前の準備と慎重な作業がいかに大切かを学びました。