住宅の老朽化に伴う修繕やより快適な生活を求めて行われるリフォームですが、その資金計画の要となるのがリフォームローンの活用です。しかし、融資を受けるためには必ず金融機関による審査を通過しなければなりません。リフォームローンの審査は住宅ローンと比較すると、無担保型が多いために審査スピードが速い傾向にありますが、その分、借り手の信用力や返済能力がより厳密にチェックされる側面もあります。審査における最も基本的な条件は、安定した収入があることです。これは単に年収が高いということだけでなく、同じ勤め先に一定期間以上勤務しているかという継続性も重視されます。一般的には勤続二、三年以上が目安とされますが、最近では転職後であっても職種に一貫性があれば認められるケースも増えています。次に重要となるのが返済負担率です。これは年収に対して、リフォームローンの返済額を含めた全ての借り入れの年間返済額が占める割合のことです。銀行によって基準は異なりますが、概ね年収の二十五パーセントから三十五パーセント程度が上限とされており、車のローンやクレジットカードのリボ払い、携帯電話端末の分割払いなども全て計算に含まれる点に注意が必要です。また、審査では本人の信用情報も大きなウェイトを占めます。過去に支払いの延滞や滞納がないか、自己破産の履歴がないかといった情報が、指定信用情報機関を通じて照会されます。さらに、完済時の年齢も考慮されます。多くの金融機関では七十歳から八十歳程度を最終完済年齢として設定しているため、高齢になってからの大規模リフォームでは借入期間を短く設定せざるを得ない場合もあります。リフォーム内容自体の妥当性も確認されます。見積書の内容が適正か、建築基準法に抵触していないかといった点がチェックされるため、信頼できる施工業者に詳細な見積もりを作成してもらうことが審査をスムーズに進めるための第一歩となります。これらの条件を総合的に判断して融資の可否が決定されるため、自身の家計状況や信用情報を正しく把握し、余裕を持った返済計画を立てることが、審査を通過し理想の住まいを手に入れるための鍵となります。
リフォームローン審査の仕組みと通るための基本条件